Google App Engine:import os って何?
Google App Engine のスタートガイドの「テンプレートの使用」で紹介されているソースコードの先頭には、「import os」と記述されている。これって何のためのものだろう?
http://code.google.com/intl/ja/appengine/docs/python/gettingstarted/templates.html
os
Python ライブラリリファレンス「6.1 os -- 雑多なオペレーティングシステムインタフェース」を読んでみる。
http://www.python.jp/doc/2.4/lib/module-os.html
「オペレーティングシステム依存の機能を利用する方法として、」
「可搬性の高い手段を提供しています。 」
要するに「オペレーティングシステム依存の組み込みモジュール」を利用することもできるけれど、os モジュールを利用した方が汎用性があって便利ということらしい。そして、いろいろなデータや関数が用意されていることが示されている。
「オペレーティングシステム依存の機能」といえば、プロセス管理、ユーザー管理などもあるが、ファイルの入出力が第一に思い浮かぶ。
そうか!テンプレートを利用するためには、テンプレート・ファイルの読み込みが必要だ。そのために、この os モジュールを利用するわけだ。
テンプレートの利用には os が必要
スタートガイドの「テンプレートの使用」のページの「Django テンプレートの使用」の項には、次のように import 文を記述しろと書かれている。
import os from google.appengine.ext.webapp import template
つまり、この2つの import 文は、Google App Engine の標準のテンプレート・エンジンである Django を利用するために必要なのだ。だから、ペアで記述されているのだろう。
何となくわかった気になったので、次に進もう。